税収減が目的か?
消費税を10%に引き上げる際の軽減税率の財務省案が判った。
消費税の軽減税率 財務省案の内容は
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150908/k10010221021000.html
マイナンバーの個人番号カードを買い物時に利用して2%分のポイントを
蓄積、後から還付するという方法だそうだ。しかも年間4000円の上限つき。
もう乾いた笑いしか出てこない。
導入の困難さはさておき、こんなんで痛税感を和らげられると思っているのだろうか?
子供だましにすらなっていない。財務省は国民に金を使うなと言いたいのだろうか?
財務省は本当は税収を上げたくないのだ、という話を聞いたことがある。
税収が多いと他の省庁が「金があるならよこせ」と言ってくるが、
税収が少なければ無い袖は振れないとばかりに強気に出られるというのである。
つまり、相対的に財務省の権限が強化されると。
GDPのうち内需の占める割合が多い日本で個人消費を落とすような政策を取ったら
税収が落ちるのは明白であろう。税収はGDPに比例するのだから。
財務省がこんな案を出してくるのはやっぱり税収を上げたくないんだな
と疑ってしまうのは私だけではあるまい。