チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

フランスのIS

今回のフランスでのテロ事件、はじめは何か釈然としないものがあった。
まず、事件が起きたのが「13日の金曜日」であるという点。
13日の金曜日」が不吉とされるのは英語圏とドイツ・フランスあたりらしい。
中東のイスラム過激派がそんなことを考慮するだろうか?
二つ目はISが12日にベイルートでテロを行っている点。


ベイルートで連続自爆攻撃、200人以上死傷
http://www.bbc.com/japanese/34805824


フランスにしてもベイルートにしてもかなり大掛かりなテロである。
これだけのテロを起こすとなれば準備にも相当手間と時間がかかるはずだ。
同一組織が2件連続で起こせるものなのだろうか?


このように考えていたのだが、答えが出た。フランスのテロを起こしたのは
ISには違いないが、フランスにある別組織のようだ。


パリ同時多発テロ:ISが犯行声明 128人死亡
http://mainichi.jp/select/news/20151115k0000m030076000c.html


>ISは14日に発表した声明で、「(ISの)戦士たちが“不貞の都”を攻撃した。
>爆弾と自動小銃で武装した8人の同胞がパリの選ばれた場所を標的にした」
>などと犯行への関与を主張した。声明文は「いまいましい十字軍とのパリでの戦い」
>と題され、「ISフランス州」名義で出された。従来のISの声明文と共通の書式を使っている。

「ISフランス州」とは初めて聞く名前である。検索をかけても情報が出てこないので
想像するしかないが、「ISシナイ州」と同じように元からそこにいる人々でISに共鳴した
者達が作った組織ではないだろうか?
事件が起きて最初に思ったのは、今年になってヨーロッパに流入してきた難民の中に
紛れ込んでいたテロリストが起こしたのかと思った。だがそうではなく、背景にあるのは
フランスの移民問題や格差問題ではないだろうか。そういう社会に不満を持った人たちが
よりによってISに共鳴してしまいテロを起こした・・・そんな気がする。
勿論、社会に不満があるからと言っても、テロは絶対に許されないが。