チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

憲法改正の手順

恥ずかしい話だが、改憲派のくせに憲法改正がどのような手順で行われるのか
知らなかった。無論、国会で三分の二以上の賛成での議決が必要なことくらいは
知っていたが、国民投票へ至る具体的な流れを知らなかったのだ。
[国民投票法]でググってみたら、政府広報オンラインに詳しく載っていた。


国民投票法」って何だろう?
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200802/3.html


正しくは"日本国憲法の改正手続に関する法律"と言うそうだ。それはそうとして、
憲法改正の流れが書いてあったので、自分なりに解釈して、Wikipediaで得た情報
も交えつつ書いてみる。

 

1.憲法改正原案の発議

よーするに、「この改正案で憲法改正しようぜ」って言い出すわけだね。ただし、衆議院
100人以上、参議院50人以上の国会議員の賛成が必要。

2.憲法改正の発議

ここがよく言われる「国会での三分の二」が必要なところ。政府広報の記述だと、衆参
合わせた三分の二ではなく、それぞれで三分の二の議決が必要なようだ。
また、両院の本会議の前に衆参それぞれにある憲法審査会で審議されることになって
いる。野党案が本会議に出されることは無いようだ。色々あったほうが議論が深まって
良いと思うのだが。

3.国民投票の期日

国会での議決後、60日以後180日以内に国民投票が行われる。半年か。これを長いと見
るか、短いと見るか。

4.広報・周知

国民投票が行われることや、その内容を国民に知らせる。国会議員で作る国民投票広報
協議会という組織で行うようなので中立的な広報になると思われる。

5.国民投票運動

これが普通の選挙で言えば"選挙運動"に当たる。賛成派・反対派ともに色々運動が出来
るわけだ。ただし、投票14日前からテレビ・ラジオでの広告は禁止されている。電話や戸別
訪問は良いのだろうか?

6.投票

投票用紙の"賛成"・"反対"いずれかに○を付ける形で投票する。有権者は18歳以上の国民。
期日前投票や海外在住の人でも投票できる。Wikipediaによると、普通の選挙と違い公民権
停止中でも投票できるらしい。執行猶予中でもOKって事だ。服役中はどうなるのかな?

7.開票

投票総数(無効票は含まない)の過半数の賛成で憲法改正成立となる。最低投票率の制限は
ない。つまり投票率が50%を割った場合、25%以下の国民の賛成で成立してしまうのだ。
これは改憲派の私でもちょっとな・・・とは思ってしまうが。これを防ぐためには投票率を上げる
しかあるまい。


時代に合わなくなってきた憲法は改正の必要があると思う。でも、その前に国民的な議論が深ま
れば良いのだが。関心ない人多いしなあ。