チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

はすみとしこ と サヨク と 陰謀論

はすみとしこ氏の主張する内容はともかく、やり方が好きではないのでなるべく
避けるようにしていたのだが、最近サイン会が中止になったとかで話題になって
いるようだ。


大炎上イラスト集『そうだ難民しよう!』そのシンプルすぎる世界観が覆い隠したものとは?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47635


この記事の主張は概ね間違っていないと思う。はすみ氏やその支持者がシンプルな
世界観で敵と味方を分けて自分の意見をアピールしようとしているという様な趣旨だ。
確かにその通りだと思うのだが、これっていわゆる"サヨク"にも言えることではないだ
ろうか?例えば、

"安倍政治を許さない!"

とか。

"戦争法案反対!"

とか。

いや、確かに安倍政権も批判されるべき点は多々あると思うし、安保関連法案だって
憲法違反だと思う。しかし、解りやすくレッテル貼りをして、なおかつ感情に訴えて自分
の意見を世間に広めようというのははすみとしこ氏と同じである。


そして両者のこれ、陰謀論とも通じるものがあると思うんだよね(笑)。
決して信じたりはしないが、話を聞くのも見るもの大好きな陰謀論。これが世界をシン
プルに解釈してレッテル貼りをし、感情に訴えるという手法が多いように思われる。
"ユダヤの陰謀がー"、"国際金融資本がー"と言ってレッテル貼りをし、悪者を作って
世の中の悪いこと全部そいつらのせいにしてしまう。ついでに自分が不幸なのもそいつら
のせいにしてしまえる。感情に訴えるよね(笑)。
でも実際にはユダヤの陰謀で説明が付くほど世界は単純じゃない。世界にも日本にも
いろんな人が居ていろんな組織があって利害関係が複雑にからみ合っている。だから
解決できない問題が山積みなのだ。

 

自戒も込めて思うのだが、結局人は難しいことを考えたくないのだろう。だからシンプル
で解りやすい言説に飛びつくのだ。