チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

報道に公平性は必要か?

高市総務相が公平性に欠ける放送をした場合のTV局の電波停止について言及した。


総務相、電波停止の可能性に言及 公平性に欠ける放送に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS08H81_Y6A200C1PP8000/


しかし、高市総務相も「電波の停止になることを放送局がするとは考えていない」と述べて
おられるので余程のことが無い限り電波停止なんて事にはならないだろう。
それは良いとして、そもそもテレビ・新聞における放送・報道に公平性が必要なのだろうか?
新聞の場合、表明しなくても大体の立場が判っている。朝日・毎日ならリベラル、読売・産経なら政権寄りな報道をするのは周知の事実だ。だから読む方もその分割り引いて読む。
テレビでも同じことだと思う。例えばテレビ朝日脱原発の方向の報道が多いし、日本テレビ原発推進的報道が多いように思える。放送局の母体となっている新聞社を考えれば当然とも言えるだろう。視聴者はそれを踏まえて両方見て自分の意見を決めれば良いのだ。
それに新聞は一紙しか読まない人が多いだろうが、テレビは "この放送局しか見ない" という人はまず居ない。いろんな局のいろんな意見を聞いて自分で判断する事が大事だと思う。


ただし、放送局の側は自らの立場をなるべく表明しておいて欲しいと思う。数年前に"ステルス
マーケティング"が問題視されたことがあった。公平・中立な風を装ってバイアスをかけた報道をするのはステルスマーケティングと同じである。しかし自分の立場を表明した上で自分の主張に合った報道をするのは決して卑怯じゃない。後は見る側の判断力の問題である。