チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

ブローカード・コンベンションというのがあるらしい---米大統領予備選

3月12日の記事で、候補者の誰も過半数を取れなかった場合の共和党の規定が判らないと書いた。いろいろググってみると「ブローカード・コンベンション」というのが行われるらしい。で、その「ブローカード・コンベンション」について詳しい記述はないかとさらにググってみると、2012年の記事が出てきた。


「1294」アメリカの共和党予備選で公然と囁かれる不正投票の横行。スーパチューズデーを終えて共和党予備選挙の様子、大統領選挙予備選挙・党員集会の複雑な仕組み、衝撃的な内部事情を現地から緊急報告します。 2012年3月24日 佐藤研一朗・筆
http://www.snsi.jp/tops/kouhouprint/1585


「ブローカード・コンベンション」についての説明部分だけ引用させてもらおう。

 

 この党大会の代議員の第一回目の投票で、どの候補者も過半数をとれないと「ブローカード・コンベンション」となり、それまで州の投票結果に拘束されていた代議員が、二回目からの投票では、自分たちの意志で好きな候補者に投票できるようになるのだ。そこまで行くと8月の共和党大会は大混乱に陥るだろう。

Brokered convention - Wikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/Brokered_convention

 ブローカー(Broker)というのは、仲介人、仲買人(なかがいにん)という意味だ。「株のブローカー」の様に日本でも使われる。ブローカード(Brokered)と形容詞になると、仲裁されたとか、黒幕に牛耳られたというような意味になる。

 だからブローカード・コンベンションというのは、元々は、候補者や党のボスたちが、密室で取引をして勝者を決めるというような意味合いなのである。候補者たちが副大統領候補や閣僚のポジションと引き換えに、または自分の政策を採用させる事を条件に、取引に応じるということである。しかしブローカード・コンベンションになった場合に、どのような結果になるかは今の時点では予想するのは難しいだろう。


決選投票の一種と言えそうだが、ポイントは2つ。代議員が州での投票結果に左右されなくなることと、ポストや政策と引き換えに他候補と交渉できるという点だ。代議員に直接働きかけることも出来そうだし、他候補ごと味方にすることもありそうだ。確かにこれなら共和党主流派の押すマルコ・ルビオ氏にも勝ち目が出てきそうではある。
しかし、同じようにトランプ氏やクルーズ氏も交渉を仕掛けてくるわけで、どうなるかはわからないだろう。逆に言うとこれくらいしかルビオ氏に勝ち目はないということだ。ルビオ押しの私には残念だが(泣)。


トランプ大統領・ルビオ副大統領のコンビも見てみたい気がするが、無いだろうなあ(笑)。