チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

トランプ、クリントン両氏とも大統領になれない?

アメリカ大統領予備選、共和党はトランプ氏が氏名獲得をほぼ確実にしたが、共和党主流派はまだ打倒トランプを諦めてないらしい。


米共和党、トランプ降ろしの最終兵器
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5100.php


主流派で第三の候補を立てようという動きがあるようだ。しかし、それをすると保守票が割れてクリントン氏を有利にするだけでは無いかと思っていたが、事はそう単純でもないようだ。上記記事から引用しよう。

合衆国憲法修正第12条によれば、大統領候補が538人の選挙人の過半数(270人)を獲得できなかった場合は、(共和党が多数を占める)米下院で大統領が選ばれる。最後にこの条項が発動されたのは1824年。予備選で最も大きな支持を得たアンドリュー・ジャクソンが、下院の投票でジョン・クインシー・アダムズに敗れて大統領になり損ねた。

第三の候補が勝てなくても、トランプ、クリントン両氏の過半数獲得を阻止しさえすれば共和党有利な下院で大統領を決められるという。しかし、大統領選挙の年はは下院の選挙もあったはずと思い、状況はどうなのかとググってみた。


国際法と国際政治から読み解く現在
今年は、大統領選だけでなく連邦議会議員選挙も注目。アメリカ大統領選挙
http://ameblo.jp/internationallawpolitics/entry-12139003740.html


上記ブログによると、現在下院は民主党188議席・共和党247議席。共和党が圧倒的に有利だ。そして大統領選挙の年は議席数の大きな変動はないらしいので選挙後も共和党有利は変わらないだろう。となると、共和党主流派が第三の候補を擁立できるのか、できたとしてトランプ、クリントン両氏の過半数獲得を阻止できるのかが焦点となるが、この方法は下手をすれば共和党分裂に繋がってしまうのではないかと不安になる。

一時はクリントン氏で決まりかな、とも思ったアメリカ大統領選、もう一波乱あるかもしれない。