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チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

トルコのクーデター未遂事件

先月エルドアン大統領がプーチン大統領に謝罪した件について書いた。


エルドアン大統領、謝る
http://rasen2511.hatenablog.com/entry/2016/06/28/190404


その中で以下のように書いた。

こう立て続けに対立していた国と関係修復を図られると、どこか別の国と戦争する気では無いかと考えてしまうが、それは勘ぐり過ぎというものだろう。


今にして思えば、戦争するためではなくクーデターに備えるためだったのだと思う。おそらく事前に情報を掴んでいたのだろう。やはりエルドアン大統領は侮れない人だ。
それはさておき、今回のクーデター未遂事件で興味を持って色々ググっていたら、公益財団法人日本国際問題研究所というところのサイトにトルコに関するレポートがあった。


トルコは不安定化するのか 内政と外交の危機
http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2010/2014-03_004.pdf?noprint


これを読むと、与党・公正発展党世俗主義の軍部、緩やかなイスラム主義のギュレン運動という3つの勢力が大きな力を持っている事が判る。公正発展党エルドアン政権はイスラム主義寄りなので、ギュレン運動とは親和的だったのだが今では対立しているという。これにトルコ民族主義者やクルド人勢力なども絡んでややこしいことになっているらしい。

 

報道を見ると、イスラム主義的なエルドアン政権と世俗主義の軍部の対立と見るものが多いようだが、エルドアン大統領はギュレン運動の責任にしたいようだ。エルドアン大統領がクーデターを機に政敵を一掃しようと考えてもおかしくはないので、ギュレン運動犯人説は容易には信じがたいが、この運動が軍や警察に人材を送り込んでいるのも事実らしい。トルコがEU加盟を望んでいることを考えれば、それを望まない民族主義者という線も考えられるし、一部には政府の自作自演説もあるようだ。真実がどこにあるかは判らない。


今回の事件、一般市民にも犠牲者が出ている。それを考えるとあまり不謹慎なことは言えないが、果たして誰が得をしたのだろう。