オリンピックの開催時期
オリンピックの女子マラソンを見た。日本選手の健闘は称えたい。が、それはいいとして、思ったのは"マラソンをやるには暑すぎるんじゃないのか?"ということだ。南半球のリオは冬なので大会関係者の予想は超えていたのかもしれない。ミストや給水ポイントで暑さ対策もしていたようだ。なので今回のマラソンについて意義を唱えるつもりはないが、心配になるのは2020年の東京オリンピックだ。そこで[オリンピック 開催時期]で検索をかけてみると、やはり開催時期を問題視する記事があった。
東京五輪2020、猛暑というリスク
http://www.nippon.com/ja/currents/d00104/
夏の東京は相当に暑い。2020年の気候がどうなるかは判らないが、今年のように暑い夏になれば競技に支障をきたすような気がする。しかし、IOCの収入源である放映権料の関係から開催時期はずらせないという。ならばマラソンは冬のオリンピックに移すべきだと思う。
ドーピング問題では選手の健康を気遣いながら、収入のために競技の環境を無視するのならばそれはダブルスタンダードというものではないだろうか。
自衛隊の「駆けつけ警護」
オバタカズユキ氏が自衛隊の「駆けつけ警護」について書かれている。11月に南スーダンに派遣される陸上自衛隊の部隊からこの任務が始まるらしい。
自衛隊「駆けつけ警護」開始 もう平和祈るだけでは済まない
http://getnews.jp/archives/1505555
オバタカズユキ氏は「駆けつけ警護」により、自衛隊員が戦死したり、間違って民間人を殺してしまった場合を不安視し、そのことが政治利用されることを嫌っている。
確かに、人の死をきっかけとして憲法改正に向かうのは不幸なことだ。また、そのような状況では冷静な議論ができない可能性もある。しかし、だからこそそうなる前に憲法が改正できればいいと思うが、国民的な議論になっているとは思えないし、時間がかかりそうだ。不安は拭えない。
そしてオバタ氏はこう結んでいる。
これからの私たちは、軍事問題でどれだけ理性的に現実と向き合えるのか、試されていくのだと思う。「駆けつけ警護」任務付与のニュースは、平和を祈るだけでは済まなくなった日本の8月の始まりだ。
平和を実現するためには"戦争反対"と言っているだけではダメで、軍事のことを考えなければならない。戦争を防ぐ為の自衛隊のあり方をみんなで考える必要があるのだろう。