シリア問題におけるプーチンの考えを妄想してみた(笑)。
中東情勢の専門家の書いたシリア問題に関する記事を見つけた。
ロシアのシリア介入は弱さの表れ:オバマの基本姿勢
http://www.fsight.jp/articles/-/40557
この記事では、それが正しい読みなのか、強がりなのかは判らないとしつつも
オバマの立場をこう考えている。
「どうせアフガニスタンでやらかしたソ連の二の舞になる。
プーチンには勝手にやらせておけ。」
オバマの考えはこの通りだろうと思う。
実際、ロシアが空爆を始めた時、ソ連のアフガニスタン侵攻を
思い浮かべた人は多かったはずだ。
しかし、プーチンほどのしたたか者がそのことを念頭に置いていないだろうか?
というわけで、勝手にプーチンの考えを妄想してみる。
プーチンとしてはシリアにはロシア海軍の基地、それも地中海へ出られる
軍港があるのでアサド政権は絶対死守である。これがあるなしでは
ヨーロッパへの影響力が変わってくるので譲れない。
なので、ISIS掃討を名目にアサド政権を援助。シリアを安定させつつ
ISISをイラクに封じ込める。そこまでやったら絶対に深入りしない。
それこそアフガンの二の舞になるからだ。
その後は欧米を焚き付けてイラクのISISを空爆させるように仕向ける。
そうするとISISは仕方なく南のサウジアラビアへ移動するのではないか。
もちろんシリア側・イラン側の国境をロシア援助のもと固めておくのは
必須だ。これでサウジが混乱に巻き込まれれば原油価格が上がって
ロシアは万々歳という訳だ。その際サウジの南側のイエメンのシーア派
武装組織なんかを活発化させておくと効果的だろう。
先にも書いた通り、これは妄想である。
しかしプーチンはこの妄想など話しにならないとんでもない事考えてそうで
こわいなー。