チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

イランの主張は陰謀論的だった

ただでさえきな臭い中東が更に危なくなってきた。今回のサウジとイランの対立は
背景にイエメン内戦もあるらしい。

 

イランに断交で連鎖反応 なぜ各国?サウジに同調
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000065600.html


イエメンではシーア派武装組織「フーシ」が首都を占拠して内戦状態。サウジは政府側
イランは「フーシ」側を支援して代理戦争状態のようだ。この状況でシーア派指導者の
ニムル師を処刑するというのはイランを挑発してるとしか思えない。実際アメリカもサウジ
に対し自制を求めていたようだ。勿論、サウジの主張するようにニムル師が破壊的活動に
関わっていた可能性はあるが、このタイミングでやるのかという疑問はある。


ところで、イラン側ではどう報道されているのか気になってイランラジオの日本語サイトを
覗いてみた。


サウジでのシーア派聖職者の処刑
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/61230


サウジを非難しているのは予想通りだが、びっくりなのはイスラエルの名前が出てきたことだ。
何故ここでイスラエル?と思うがどうやら今回のサウジの動きの後ろにはイスラエルがいると
主張したいらしい。確かに、イスラム世界が分裂して得をするのはイスラエルだが、今回の件と
イスラエルを結びつけるのは牽強付会がすぎるというものだろう。日本でこんな発言をすれば
即「陰謀論」として切り捨てられるだろう。
イスラエルを敵ということにすればイスラム社会はまとまるのかも知れないが。