チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

ベーシックインカム否決!

ベーシックインカムがスイスの国民投票で否決された。残念・・・ではあるが、まあ、当然だろう。社会実験ならともかく、一国の制度としていきなり導入できるわけがないのだ。


スイス 国民投票で「ベーシックインカム」導入否決
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160606/k10010547381000.html


一応、Wikipediaベーシックインカムの項目を見てみる。


ベーシックインカム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0#.E4.B8.96.E7.95.8C.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.91.E3.82.8B.E5.8B.95.E5.90.91


スイスの件が書かれていた。それによるとスイスのベーシックインカム案には所得制限があるという。所得が2500スイスフラン以上の人はベーシックインカムをもらえず、それ以下の人は2500スイスフランとの差額がもらえるという制度設計になっている。これではベーシックインカムにならない。すべての人に平等に配られることで、働いた人は働いた分だけ収入が増えるので勤労意欲を削がないというのがベーシックインカムの考え方だ。働いた分支給額が減らされるのでは働く気にはならないだろう。今回のスイスの案ではベーシックインカム論者も反対して当然だ。


科学技術が進んで人間の労働が機械・コンピュータで置き換えられるようになっていけば、いずれベーシックインカムが必要になってくるだろう。その時のために今から考えたり議論したりすることは大事だ。しかし実際に導入できるのはシンギュラリティの起きた後になるんじゃないだろうかと思っている。