チラシの裏・・・的な。

チラシの裏にでも書いとけ! と批判されるような内容になるかも、と思い自虐的なブログタイトルにしました(笑)。

憲法改正は国民の支持を得たのか?

今回の参議院選では改憲勢力が2/3を確保した。改憲派としては喜ばしいことだ。しかし、「憲法改正」は果たして国民の支持を得られたと言えるのだろうか。どうしても疑念が拭えない。今回の選挙で、与党は憲法改正を全面に押し立てていなかったし、民進党は「2/3をとらせない」と争点にしたかった様だが今ひとつ空回りした感があるからだ。
憲法改正」は国民の支持を得たのか、これに関して朝日新聞出口調査の結果がある。


憲法、変える必要ある49% ない44% 朝日出口調査
http://www.asahi.com/articles/ASJ757KSGJ75UTFK01F.html


会員記事なので全文は読んでないが、興味深い結果だ。図表から一部を抜き出してみる。

 

改憲が必要と答えた人の比例区投票先
自民:46% 民進:15% 公明:11% 共産:6% 維新:11%

改憲が必要ないと答えた人の比例区投票先
自民:27% 民進:28% 公明:8% 共産:16% 維新:7%

 

改憲が"必要"と答えた人のうち、民進・共産に投票した人が合わせて21%。"必要ない"と答えた人のうち、改憲勢力とされる自民・公明・維新に投票した人が42%もいる。この結果から今回の選挙結果と「憲法改正」には関連性が無いと言えるのではないだろうか。もちろん全体では49%の人が"変える必要がある"と回答しているので理解は広がっているのだろうとは思う。しかし選挙結果から「憲法改正」が支持を得たと言い切れないのは間違いないだろう。

 

改憲派なので安倍総理自民党には国民の理解を得られるように頑張って欲しいが、今の自民党憲法草案は支持できるものではないし、公明党の説得も難題だろう。道は険しそうだ。